よくある質問(カウンセリング)

Q.カウンセリングは、助言をしてもらえるのですか?
A.すでに周りの人から助言をもらったり、知識を得ている人が相談においでになります。全く助言をしないわけではありませんが、変化(回復)を起こすことや、回復に関心を寄せ続けることを目指しています。

Q.私のような悩みでも、カウンセリングの対象になるのでしょうか?
A.こちらから見たら大変そうでも、「自分の悩みなど、大したことではないのでは……?」と思う人は多いものです。「何とかしたい」ということであれば、どうぞおいでください。

Q.何をどう話したら良いのか、困ってしまいそうです。
A.言葉が思い浮かばないときに、無理にお話しすることはありません。気持を話すのに慣れていない人でも、だんだんに話せるようになります。こちらで話を進めていくこともありますので、心配はいりません。

よくある質問(心理療法)

Q.精神科や心療内科のクリニックとは、どう違うのですか?
A.クリニックは薬物療法が中心です。当方では、十分な時間をとって心理療法を行います。薬物療法と心理療法は補い合うもので、両方用いると治療効果が最大になるとされています。

Q.通う頻度は、どのくらいでしょうか?
A.ご要望に合わせますが、実際には週に1回の方がほとんどです。テレビのドラマも、2週間経ってしまうと話のつながりがなくなってしまいそうです。

Q.通う期間は、どのくらいかかりますか?
A.終結は「もう大丈夫だな」と思われた時に、お申し出ください。実際に通われる期間は、数回から1年くらいが多いように思います。

Q.動作療法をしてみたいのですが、普通の服装でよろしいですか?
A.身体を動かしやすい服装でおいでください。と言っても女性にはスカートを避けていただく程度で、スポーツウェアまでは必要ありません。

Q.催眠をしてもらえますか?
A.いわゆる催眠療法はしておりません。また認知行動療法もしておりません。私が使える技法で、もっともお役に立てそうなものを選んでいます。ちなみに心理療法の効果はよって立つ理論や技法による差はなく、むしろセラピストの能力にかかっているとの研究があります。

よくある質問(その他)

Q.ADHDやアスペルガー症候群などの発達障害は、対象にしていますか?
A.二次障害(情緒の傷つき)から回復して、より適応的な行動をとれるように援助しています。またご家族には、ご本人への理解を深めていただきます。詳しい知能検査や聴覚などの検査が必要と考えられる場合は、専門の病院を紹介しています。

Q.年齢や病名などで、利用者の対象に制限はありますか?
A.これまで4才から70代後半まで、幅広い年代の方にお会いしてきました。病名による制限は特にありませんが、私ではお役に立てそうにない場合や、他の治療・相談機関の方が適していると思われる場合には、そのむねお伝えします。

Q.ポリヴェーガル理論とは何ですか?
A.S.ポージェス博士による、自律神経系の新しい考え方です。私たちの適応反応や体調、感情、コミュニケーションが、実は自律神経系の反射によっているというものです。また私たちは、常に安全と安心を求めています。この見取り図を手にいれるだけでも安心できたり、セルフケアの可能性が広がります。