アプローチ

「あゆみ」には、「ともに歩む」との思いをこめました。これまでのことを振り返ったり、生き方を変えたくなったときに、ともに歩んでお手伝いをします。
面接室では、右の写真で手前の椅子に腰かけていただきます。初めのうちは、見立てをするためにお話をうかがいます。「私にはこう見えます」とか「こんなことが回復につながります」、「私にお手伝いできるのはこんなことです」……これらが見えるまで、心理テストを受けていただくこともあります。その後どのようなアプローチが良いかは、話し合って決めていきます。

カウンセリングと心理療法

私たちは自分のことを話しているうちに、ふだんとは違う見方ができるようになったり、新しい考えが浮かんできます。でも相手が友人や家族だと話しづらいこともあるし、話したことが自分にはね返ってきたりもします。それに相手を理解するためだけに話を聴くことは、現実にはほとんどありません。カウンセリングでは心の働きについての知識をもって、訓練を積んだカウンセラーが傾聴します。

カウンセリングよりも無意識を活性化して扱っていくのが、心理療法です。精神分析では夢や連想やセラピストへの感情などを含んだ言葉に、箱庭療法では視覚的なイメージに、臨床動作法では身体の使い方に無意識が現われます。「療法」からは医学的な治療をイメージしがちですが、医学モデルで症状を取りのぞくものではありません。人の成長は一生続くと考えるのが心理学モデルで、心理療法では認知と行動を変えてゆくことを目指します。

臨床動作法

身体の感覚と動きを仲立ちにする、日本で生まれた心理療法です。無意識的な身体の使い方は、実は心の働きそのものです。心の不調は、必ず身体にも現われます。たとえばうつ状態やパニック障害の方は、しばしば猫背や肩こりがひどくなっています。臨床動作法は身体をゆっくり動かす課題を通して、しなやかでたくましい生き方ができるように援助します。
とくにストレスから身体に症状が出る方には、効果が高いと思われます。幼児から高齢者まで適用範囲は広く、聴覚障害のある方や、外国人の方にも対応ができます。肩こりや五十肩、腰痛などを解消する健康法として、芸能やスポーツのトレーニングとして、脳卒中後遺症のリハビリテーションとしてなど、幅広くお役に立てる方法です。

家族療法

家族の関係がぎくしゃくしたり、家族のことで困っていても、相手の行動を変えることはなかなかできません。でも家族内の関係性を変えることは、案外に簡単にできてしまうことがあります。
地方には家族療法の専門機関がないためか、「こういうことは、どこに相談したら良いか分からなかった」と言われます。たしかに病院でもなく、法律家でもなく、役場でも警察でもありません。希望される方はご夫婦で、あるいはご家族でおいでください。セッションは1コマ(50分)では時間が足りないことが多いので、2コマを続けてお取りになることをお勧めします。